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ワーキング・ホリデーと語学留学は本来無関係】

コロナ禍の影響を最も受けた事業の一つと言えるかもしれない。(株)G−net(中区大手町三−八−四2F)は、学習塾を運営。ほか、セブ島(フィリピン)専門英語留学エージェント・ファーストイングリッシュ(東京・大阪・広島・福岡)を展開。現地で語学学校「First English Global College」を設けている。

ご承知の通り、現在は海外渡航制限が敷かれているものの、本特集ではこの英語語学留学についてアプローチする。
同社、本多正治社長は語学留学の登竜門的な位置づけである、ワーキング・ホリデーの現状に愕然としたと話す。

「もちろん外国の文化に触れ、休暇を楽しみながら…と言う大義名分はあるでしょうが、日本人の多くは『語学学習』を冠にする人が多い」と前置きする。

ワーキング・ホリデーの目的は先述した通りながら、現実は語学留学の意味合いを持っている人は多い。
問題はそういった語学学習の希望を持って参加したにもかかわらず、現実とは大きく異なる点。

さらには「ワーキング・ホリデー(1年)で語学が学べるのはトータルで2、3カ月程度。しかも午前中。日本人はレベルの低いクラスに押し込められる。現地で生活するために何かしらのアルバイトをしなくてはならないので、語学学習そっちのけで、アルバイトにも勤しむ。

語学が堪能ではないので、あまり外国語を必要としない仕事に就くケースが多く、代表的なのが商品のピッキング、飲食、農業、キャバクラ。とても1年で語学は身に付かず、困っているという背景があります」と話す。

冒頭にも述べたが、ワーキング・ホリデーの定義は語学学習を専門とするものではないながら、そう言った意味合いを持った日本人が多いということを、再度踏まえていただきたい。

本当は語学学習をしたい。長期留学ほど費用が捻出できず、ワーキング・ホリデー…という選択をされる人の受け皿が必要だと考える。
2012年7月にエージェントを福岡で設立。翌13年1月にセブ島(フィリピン)で、先述した「First English Global College」の運びとなった。本多社長自らも英語の短期留学をした。
  
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